最近では、大人になってからアトピーになってしまうという方も多く、アトピーは肌トラブルの1つとして大きな問題となっています。

 

一般的にアトピーは肌のバリア機能が弱い小さな子どもに多く、大人になるにつれて次第に改善されていくもの。

しかし、大人でもストレスや生活環境によってアトピーを発症してしまうことがあるのです。

 

 

そして、これから訪れる冬の季節にはアトピーが悪化しやすいという特徴があります。

一体なぜ冬にはアトピーが悪化してしまうのでしょうか。その原因と悪化を防ぐためのケアポイントをご紹介いたします。

 

 

<冬にアトピーが悪化する!? その理由とは>

 

冬場は冷たい風が吹き、空気もカラッと乾燥しています。

乾燥はアトピーの大敵といえますが、空気が乾燥することによって肌の水分も奪われ、カサカサの乾燥肌ができ上がってしまうのです。

 

また、肌が乾燥気味になってしまうと、トラブルや外敵から肌を守るためのバリア機能が低下します。

汗や皮脂の分泌が減少し、肌の乾燥が引き起こされることによって痒みを感じ、強く掻き毟ってしまうこともバリア機能低下の原因の1つ。

バリア機能が低下すると、肌の痒みはますます強くなってひどいときには炎症を起こしてしまうこともあります。

 

肌を守ってくれるバリア機能が低下してしまうと、アトピーが悪化してしまうのは当然のこと。

痒みや赤み、ひどいときには浸出液という汁が出てきてしまうこともあります。

 

アトピーの悪化を防ぐためには、乾燥対策と肌のバリア機能を上げることが1番の近道といえるでしょう。

 

 

<アトピーを悪化させないために! セルフでできるケア方法>

 

冬の乾燥に負けない肌を作るためには、丁寧な保湿ケアがとても大切です。

優しく肌を洗ってしっかりと水分を補給し、上からしっかりと保湿のふたをしてあげるのがスキンケアの正しい順番。

とくにお風呂上りには肌が乾燥しやすくなっているので、タオルで水気を取ったあとは1秒でも早くボディローションを塗って水分を与え、上からクリームやオイルなどで潤いを閉じ込めてあげましょう。

 

また、お風呂の中でもケアも重要なポイントに。アトピーの肌はとても刺激を受けやすい状態となっています。そこでオススメなのが「重炭酸エステ」で肌を洗ってあげること。

重炭酸エステが溶けたお湯は、残留塩素を中和してくれるので、水道水よりもとても肌に優しく、敏感肌の方はもちろんアトピーの方も安心して使うことができます。

バリア層を壊さずに優しくしっかりと汚れをオフしてくれるので、その後の保湿の効果をよりアップさせることができますよ。

 

また、先ほども触れたとおり、冬場は汗や皮脂の分泌が低下することから肌のバリア機能が低下します。これを改善するためにはゆっくりと湯船に浸かって汗の分泌を促すことが重要です。

少しぬるめの38前後のお湯に1時間程度を目安に浸かるようにしましょう。

じっくりと汗をかくことで汗腺の働きもアップして肌のバリア機能をあげることができます。

このときもお湯の中に重炭酸エステを溶かせば、より効果的に体を温めてくれます。

 

痒みや痛みを伴うつらいアトピーですが、毎日の保湿ケアや生活習慣の改善などを心掛けることで改善、予防することができます。

刺激物やアルコールなどを避けるなどの食生活の改善、睡眠をたっぷりとって心身ともにリラックスさせるなど、基本的なことにもきちんと目を向けていきましょう。

 

肌が敏感になっている冬の季節だからこそ丁寧なケアを行ってくださいね。