ふき取りタイプのクレンジングや化粧水を使用するときには、コットンを使うという方も多いでしょう。
コットンを使ってスキンケアをすると、さっぱりとした使用感が心地いいですよね。
ところが、コットンの使い方を間違えていると、さまざまな肌トラブルを招いてしまう可能性があるということをご存知でしょうか?
大切な素肌を守るためにも、コットンの間違った使い方と正しい使い方をチェックしていきましょう。
<コットンの間違った使い方&正しい使い方5つ>
1. 含ませる化粧水やクレンジング剤の量が少ない
コットンに含ませる化粧水やクレンジング剤の量が少ないと、肌への摩擦が大きくなり、肌荒れの原因となってしまいます。
化粧水やクレンジング剤は決してケチらず、肌にコットンが貼りつくくらいを目安にして、たっぷりと含ませましょう。
どうしても化粧水やクレンジング剤を節約したいという場合は、薄めのコットンやスポンジタイプのコットンを使うことをおすすめします。
2. コットンを横に動かしている
ふき取りタイプのクレンジング剤を使うときには、コットンを肌の上で滑らせる必要がありますが、コットンを横にスライドさせたり、上から下に動かしたりするのはNG。
ゴシゴシと肌の上をコットンでこすってしまうと肌への強い刺激となり、たるみを引き起こすことがあります。
コットンを肌でふき取るときには下から上に向かって動かし、毛穴を押し上げるように優しく滑らせましょう。
3. コットンで肌を叩いている
「毛穴を引き締めたいから……」といって、化粧水を含んだコットンで肌をパンパンと叩いている方も多いでしょう。
しかし、コットンで肌を叩いても毛穴を引き締める効果は期待できないうえに、かえって肌に無数の傷をつけてシワやシミを招いてしまいます。
コットンを肌に当てるときは反動をつけずに、優しく押し当てて化粧水をゆっくり浸透させましょう。
4. 毛羽立ったコットンを使っている
コットンを使用していると、途中で毛羽立ってしまうこともあります。
毛羽立ったコットンを使い続けていると、肌に不要な刺激を与えるうえに、繊維が肌に貼りついてスキンケアの妨げになります。
たとえ化粧水がコットン内に残っていても、毛羽立ったコットンは捨てて新しいコットンを使用しましょう。
5. コットンの持ち方が間違っている
コットンの持ち方が間違っている場合も、肌に上手く化粧水をつけることができません。
頬や額などの広い範囲に化粧水をつけるときは、人差し指と小指でコットンを挟み、肌との接着面が大きくなるように持ちましょう。
小鼻や目の周りなどの細かい部分に当てるときには、人差し指と薬指でコットンを挟んで、ピンポイントでつけられるように調整しましょう。
このように持ち方を工夫すれば、より肌に優しいコットンケアが可能になります。
正しい使い方を心掛ければ肌に優しいコットンですが、使い方を間違えるだけで肌トラブルを招くこともあります。
少しの刺激でも、それが毎日続けばダメージは日に日に蓄積されていくもの。
コットンの使用方法を改めて見直して、健やかな素肌をキープしていきましょう。