ふとした拍子にできては私たちを悩ませるニキビ。
時には、どうしても“かゆみ”が気になってしまうこともありますよね。
一体なぜニキビがかゆくなってしまうのでしょうか?
気になるその原因を、かゆみを抑える対処法とあわせて詳しく探ってみましょう。
<ニキビに“かゆみ”が起こる原因>
ニキビ内で菌が繁殖すると、炎症を起こすと同時にかゆみを引き起こしてしまいます。
なお、このかゆみを引き起こすのはアクネ菌だけでなく、手や枕カバーについた雑菌も原因になるため注意が必要です。
また、肌が乾燥しているとバリア機能が低下し、むずむずとしたかゆみが発生しやすくなります。
この場合はニキビだけがかゆいのではなく、乾燥している部分全体がかゆくなってしまうのが特徴です。
<ニキビをかいてしまうと……?>
かゆみに負けてニキビをかいてしまうと、症状はどんどん悪化してしまいます。
ひっかいた拍子にニキビに傷ができ、さらに細菌が侵入しやすい状態になってしまうのです。
手や爪には常に雑菌がついていますから、ニキビをかくことは「ニキビを悪化させる危険行為」に他なりません。
どれだけかゆくても、決してニキビをかかないよう注意してください。
<かゆみニキビの対処法・改善方法>
ニキビをひっかくことなくかゆみに対処するためには、以下のような方法があります。
≪冷やす≫
患部を冷やすことで血管が収縮するため、かゆみを和らげることができます。
冷たい水で濡らしたタオルや保冷剤をニキビにあてて、熱をとってあげましょう。
ニキビに雑菌が入るのが心配な場合は、タオルや保冷剤をラップで巻いてから肌にあてると衛生的です。
ただし、長時間あてていると血行不良になってしまうため、かゆみが治まったら冷やすのを控えましょう。
≪保湿をする≫
洗顔後に徹底して保湿をすることで、かゆみとニキビの両方を改善できます。
ニキビケア用で、なおかつ低刺激性のローションやクリームを使用して保湿するようにしましょう。
保湿をする際も肌を極力こすらないよう注意しながら、ゆっくりと時間をかけてなじませてあげてくださいね。
ふきとり化粧水はニキビに刺激を与えてしまうため、ニキビが治るまでは使用を控えるようにしましょう。
<優しい洗顔で早めの完治を!>
冷やすことで一時的にかゆみは治まりますが、残念ながら根本的な治療にはなりません。
かゆみを完全になくすためには、正しいケアでニキビを改善することが大切です。
そのためにはまず、優しく丁寧な洗顔を行うこと。
洗顔料でふわふわの泡を作り、その泡だけを肌の上に転がすようにして、刺激を与えない優しい洗顔を心がけましょう。
ただし、洗い過ぎると逆にニキビの悪化を招いてしまうため、洗顔は1日2回までにするのがベストです。
ニキビにかゆみが起こってしまう原因と、悪化させないための対処方法をご紹介いたしました。
ニキビに雑菌がつくのを防ぐため、スキンケアをする時以外は患部に触らないようにしましょう。
また、肌に触れる枕カバーやシーツなどをこまめに洗濯し、衛生的に保っておくことも重要です。