「なんだか自分の体からニオイがする……」「しっかりと毎日洗っているのに体臭が出る」こういったお悩みを持つ方は意外と多いもの。
気になる体臭を予防するためには、デオドラントスプレーや汗ふきシートを駆使してごまかすのではなく、ニオイの元を改称していくことが大切です。
その為には、お風呂での入浴方法がとても重要なポイントになります。
そこで今回は、体臭にお悩みの方に向けて、体臭予防のために気を付けたい入浴のポイント2つをご紹介いたします。
<そもそもなぜ体臭が気になってしまうの?>
女性にとって、自分の体からニオイが発せられているということは大きなお悩みにつながるもの。
そもそも、なぜ体臭が出てしまうのかというと、加齢によるものや偏った食生活、ストレスなどさまざまな原因がありますが、とくに多くの女性を悩ませるのが汗のニオイではないでしょうか?
汗を分泌する汗腺には、「エクリン腺」「アポクリン腺」「皮脂腺」の3つがあり、それぞれから分泌される汗には違いがあります。
まず、エクリン腺から分泌される汗のほとんどは水分でできているため、すぐに拭き取ればイヤなニオイになることが少ないもの。
ただし、汗腺の働きが弱まっていると汗の水分と塩分のバランスが乱れてニオイを発することもあります。
一方、アポクリン腺の汗には、脂肪や尿素、アンモニアなどが含まれているため、強いニオイが感じられます。
そして、もう1つの体臭の原因となっているのが「皮脂腺」です。
皮脂腺から分泌される皮脂が酸化してしまうと、イヤなニオイの原因となってしまうのです。
<体臭を防ぐ入浴のポイント2つ>
1. しっかりと湯船につかって汗をかく
忙しかったり疲れていると、ついシャワーだけで毎日のバスタイムを終わらせてしまうという方も多いでしょう。
しかし、シャワーだけでは汗をかくことが少なく汗腺が衰えてしまいます。
汗腺が衰えると、老廃物が溜まっていき汚れがどんどんと蓄積されてしまいます。
体臭を防ぐためには、しっかりと湯船に浸かって汗をかき、汗腺を鍛えていい汗を流すようにすることが重要です。
38~40℃程度のぬるめのお湯にしっかりと浸かって体の芯から温まるようにしましょう。
ゆっくりとバスタイムを堪能することでストレス解消にも効果が期待でき、ストレスからくる体臭にもアプローチすることができます。
2. 体を強くこすりすぎない
体臭が気になると、ナイロンタオルなどでゴシゴシと強く洗いたくなりますが、あまりにこすりすぎてしまうと皮膚に必要な善玉菌まで取り除かれて、悪玉菌が発生しニオイが強くなることがあります。
体を洗うときには、たっぷりの泡を肌の上で転がすように手のひらを使うのがおすすめです。
手の届かない背中などの部分には柔らかいタオルなどを使用して優しくこすり洗いをしましょう。
今回ご紹介した体臭の予防法の効果をさらに上げるためには、重炭酸エステを湯船に入れて入浴をするのがおすすめです。
重炭酸温浴をする事で体が芯から温まるだけでなく、体臭の元になる毛穴に詰まったミネラル皮脂汚れや古い角質を、お肌の保湿成分を残したままスッキリやさしく洗浄してくれます。
体臭予防としてはもちろん、乾燥肌対策などとしてもおすすめです。
女性にとって大きな体臭を防ぐためには、毎日の入浴が大きなカギを握ります。
バスタイムの時間にしっかりと予防をして、イヤなニオイゼロのボディを目指しましょう。